だれかの「悩み」に苦しんでいるあなたへ

ジャンプする子どもの写真

僕はいつも人のエネルギーの流れを眺めている。

「滞り」を感じたとき、僕はそっと声をかける。

 

 

僕はよく、「本当に?」と、しつもんする。

別にミヒロさんのマネをしているわけじゃない。

 

 

エネルギーに「滞り」を感じたとき。

つまりは、「言葉」と「心」に隔たりを感じたとき。

僕はそっとそう尋ねる。

 

 

エネルギーの話をしよう。

 

 

愛ある仲間と話をしていると、僕らのエネルギーはどんどん高まっていく。

愛はフリーエネルギーだから、一緒にいるだけで心は満たされる。

 

 

先日のPLC。

名言メイカー(笑)のゆりちゃんが、こんなことをつぶやいた。

「何も解決してないけど、スッキリした♡」

 

 

そう、悩みなんて何も解決してないけど、愛ある場に身を置けば、エネルギーはどんどん高まる。

滞ったエネルギーがまた循環を始める。

つまりは、そういうことなのだ。

 

 

一方、「奪うエネルギー」を放つ人といっしょにいると、心はどんどん枯渇していく。

なぜならば、「奪うエネルギーの人」は、エネルギーを循環させない。

常に飢餓状態で、他者のエネルギーを食べ続ける。

 

 

だから、愛ある人を探す。

餌をばら撒いてくれる人を探す。

 

 

「奪うエネルギーの人」は、「私、困ってるの〜」「私、悩んでるの〜」と弱いふりをする。

そうやって、「愛あるあなた」に近づく。

 

 

そして、「聞いて、聞いて」と言って近づいてくる。

「私にはあなたしかいないの」と言って近づいてくる。

 

 

「愛あるあなた」は一生懸命、貢献しようとする。

目の前の人を幸せにするために、自分の心と身体を削る。

 

 

でもね、「奪う人」は、一向に変わっていかない。

だって、変わる気などないから。

「愛あるあなた」からエネルギーを奪うために、「奪う人」はずっと悩んでいるふりをする。

 

 

そうして、あなたの心は枯渇していく。

心のグラスは空っぽになる。

 

 

 

そんな「愛あるあなた」へ。

 

 

「悩みを解決するのは、当人しかいない」

これを忘れないで欲しいんだ。

 

 

悩んでいる人を見ると、ほっておくことができないあなた。

そう、「愛あるあなた」。

 

 

見捨てたり、突き放したりしたら、悪い気がするよね。

あぁ、これもまたエゴなのかな、って悩んだりするよね。

偽善かな?傲慢かな?なんて考えてみたり。

 

 

そう、あなたが悩むのは「愛の人」だから。

 

 

でも、忘れないでね。

「愛あるあなた」が最初に愛すべきは「あなた自身」だよ。

自分をいっぱい愛(め)でよう。

十分十分満たしてあげよう。

 

 

ただ自分を愛する。

そのことに集中するのさ。

 

 

悩んでる「だれか」がいたとする。

その「だれか」の悩みを解決するのは、その人自身でしかない。

 

 

人間なんて絶えず悩んでいる。

いつもいつも悩んでいる。

「悩み」ってのはね、基本的に解決しない。

ただ、次の新しい「悩み」がやってきて、古い「悩み」を忘れているに過ぎない。

 

 

「解決」ではなく「忘却」。

だから、人の悩みを聞くときは「へ〜っ、そうなの〜。でも、それを処理するのはあなたですからね」という、どこか冷たい心構えが必要なのだ。

 

 

僕なんて、日々いろんな悩みを聞かされる。

それはもう、毎日毎日お母さんたちからいろんな悩みが届く。

 

 

そのすべてを整理すると、こうなる。

「子どもをコントロールしたいんですけど、どうしたらいいですか?」だ。

「子どもが私の思い通りに育たないんです」という悩みだ。

 

 

その一つ一つに僕が心を砕いていたら、確実に僕はパンクする。

だから、「だれか」の悩みを解決しようとはしない。

その悩みを解決するのは、当人しかいないわけで。

 

 

責任の所在は自分にはない。

そこは崩さないようにしている。

そうやって、僕は僕を守る。

 

 

「愛ある人」は、一番大切な人がだれを忘れがちだよ。

まず、あなたが幸せであること

あなた自身があなたを満たすこと。

これが何より大切なこと。

 

 

「愛ある人」はすべて自分で抱えてしまう。

だから、「吐き出すこと」が大切。

「吐き出すこと」はね、「奪うこと」ではないよ。

 

 

吐き出してスッキリしたら、それで終わり。

デトックス、デトックス。

 

 

「愛ある人」の特徴はね、吐き出したらまた「愛」に溢れてしまうこと。

さあ、がんばろう!って思っちゃう。

 

 

一方、「奪う人」はね、いつまでも同じところでグルグルしている。

その方が捕食しやすいから。

 

 

僕は、人のエネルギーの流れを眺めている。

「あぁ、この人、まだパクパク食べ続けているのか…」と眺めている。

 

 

そういう人に対して、僕は強い結界を張る。

こうして、我が家から人がどんどん遠ざかっていく(笑)

 

 

我が家の空間はとても居心地がいい。

だから、たくさんの人が集まる。

なぜ、居心地がいいかと言えば、答えは簡単。

 

 

「奪う人」が来なくなるから。

僕は僕ら夫婦の安心安全を守るため、ある意味では人を取捨選択している。

 

 

妻は優しいので誰でもウエルカムだけど、僕は凄まじく感じが悪い(笑)

妻がウエルカムすぎる分だけ、僕は結界を張る。

 

 

言い方は厳しいけれど、「奪う人」には来てほしくない。

そうやって、「愛ある人」だけを受け入れてきたからこそ、この空間がある。

 

 

エッセイストの田宮陽子さんが、よく列車の話をする。

僕らはみんな、列車を選ぶことができる。

僕と妻の乗った列車は「愛ある人」の列車だ。

 

 

「奪う人」は降りてくれるように、居心地を悪くする。

排除ではない。

選択を促す感じだね。

  

 

「奪う人」には「奪う人」にぴったりの列車がある。

ネットワークビジネス的なコミュニティーとかバリバリ起業女子系コミュニティーとか、自分にぴったり合う列車がある。

「何か」を変えようとする戦う系コミュニティーもいいかもしれない。

 

 

列車は選べるんだ。

あなたにはあなたの列車があり、その人にはその人の列車がある。

それだけのことなのだ。

違う列車の人にモヤモヤするのはやめよう。

 

 

時間の無駄だよ。

あなたはあなたのままでいい。

まず、自分をいっぱい愛そう。

 

 

あなたに贈る魔法の質問

 自分を愛するために、どんな選択をしますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。