4人の男の子のママが明かした子育てがうまくいくたった一つのコツ


男の子が4人…。

いったいどんなご家庭なんだろう。

 

 

さぞや大変だろう。

誰もがそう思うはず。

そんな男の子4人のママからお話を聞きました。

 

 

お母さんね、3人目が生まれるまで、子育てに悩んでいたんだそう。

早く大きくなれ、子どもが手から早く離れてほしい。

そんなことばかり考えていたんだそう。

 

 

ところが、です。

3人目が生まれたら、途端に子育てが楽になったんだそうです。

4人目が生まれたら、さらに子育てが楽になったんだそう。

 

 

いったい全体、どうしてなのでしょうか。

今日はそんなお話です。

 

 

なぜ、子どもが増えて子育てが楽になったのか。

子どもが1人なら、お母さんの目は十分に届きます。

子どもが2人ならば、がんばればなんとかなります。

必死に子育てをがんばれば、なんとかなるんです。

 

 

ここに落とし穴がありました。

子どもが2人、がんばって子育てをしているお母さんはたくさんいます。

そんなお母さんを見るとね、「できない自分」にフォーカスして「母親失格」に感じてしまう。

「自分でなんとかしなきゃ」って考える。

それが何より辛かったのだそう。

 

 

ところが、です。

3人目が生まれたら、「もう無理!」ってなった。

完全に白旗。

だって、目は二つ、手も二本。

子ども3人は無理〜〜ってなる。

 

 

さらに、4人目が生まれる。

もう完璧にあきらめがつく。

あたし、一人じゃ無理だ。

子育て、がんばるの、や〜めた!

 

 

がんばればなんとかなる状況が一番人を辛くするんです。

がんばれちゃう人がいて、がんばれない自分を責めちゃうから。

 

 

だから、気づいたんだそうです。

がんばるのやめたらいいんだって。

 

 

「ちゃんと」を手放すと楽になる。

子どもが1人だと、全部見えちゃう。

子どもが2人でも、全部見えちゃう。

 

 

1から10まで全部見えちゃうから。

あれもしなきゃ、これもしなきゃって、全部気になっちゃう。

 

 

本当は大事なところだけ見ればいいのにね。

できないところにフォーカスしてしまう。

 

 

3人になって見えなくなった。

見えなくなったら気にならなくなった。

 

 

4人になったらもっと見えなくなった。

見えなくなったら、さらに気にならなくなった。

 

 

子どもが多いと大変そうに見えるけど、本当の大変さは子どもの人数ではないのかもしれません。

 

 

子育てっていろいろな困難がある。

子どもがいろいろやらかすこともある。

 

 

そんなとき、子どもが1人だと「お母さんは何やってるの?」という空気感が漂う。

子どもが4人だと「仕方ないよね」となる。

温かさが違うんだそうな。

起こった事象が同じでも、周囲の温かさが違うんだそうな。

 

 

子どもが4人。

それも男の子。

完璧にやろうと思ってもできないから、完璧にやることを手放した。

 

 

最大限やろうとしていた自分を手放して、最低限のことをやろうと思った。

最低限はサイテーのことじゃない。

本当に大切なことだけを届けることが最低限なのだ。

 

 

子育てに迷ったときに出会いたい100の言葉

子どもに最低限届けたいことは何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。