組織は回すもの 〜子育て万博プロジェクトチーム〜


管理職はマネージメントするのが仕事である。

職員室で何度「ちゃんとマネージメントしろよ」と管理職に忠告しただろう。

 

 

なぜマネージメント能力のない人間を管理職にするのか、僕には理解ができなかった。

年功序列だから仕方がないんだけどね。

 

 

そんなものが組織を腐らせる。

 

 

 

マネージメント能力がないリーダーのもとに人が集まると組織は死んでしまうのだ。

学級経営だって同じ。

ルールを作り、管理するしか能力のない先生が学級担任をすると、組織は死んでしまう。

 

 

さて、組織は回すものである。

リーダーの一番良い形は、リーダーが存在しないことである。

 

 

リーダーなどいなくても、組織が動いているのが理想。

だから、組織は回すものである。

 

 

僕が「マネージメントしろよ!」と言ったのは、指示がないからではない。

組織が組織として動いていないから、言っているのだ。

 

 

「神経が死んでまっせ!」と伝えているのだが、それがなかなか伝わらない。

だから、手足が動かず、一部の人間だけが必死にもがき、苦しみ、そして息絶えていくんだよ。

 

 

そんなことを「学校の先生」時代から考えてきた。

 

 

学級担任としての仕事も同じだ。

 

 

卒業の日。

「くればやし先生は何もしなかったけれど、いいクラスだったね」

そう言ってくれればいいと思っていた。

 

 

そのスタイルは、イベントを主催するときでも変わらない。

みんなが心地よく動いてくれればいい。

楽しんでやってくれればいい。

僕はそう考えている。

 

 

画像は今年開催される『子育て万博2019』。

エントランスのマルシェを中心となって動いてくださるお母さんたちの組織図だ。

 

 

 

リーダーのお母さんは、おかし作りの名人でとても丁寧なお仕事をされる。

□の方らしく、丁寧にコツコツと仕事をされる。

 

 

また、昨年中心となって動いてくれたBさんとは古くからのお友達なので、わからないことを聞くこともできる。

ちなみに、「他人の関係」は悪い関係ではない。

アドバイザーとしては抜群に力を発揮してくれる。

 

 

また、昨年もう一人中心となって動いてくれたAさん。

彼女もまた□らしく計画的かつ迅速である。

 

 

ただ、今年のリーダーがAさん、Bさんに相談する形にしてしまうと、組織の流れは滞る。

一人にしわ寄せが行くような形は理想的ではない。

 

コミュニケーションは「対」ではなく「面」で回していきたい。

 

 

だから、ここにサポーターのCさんが加わることにした。

Cさんは気遣いの人。

リーダーとは「子分と親分」の関係だから、きっと親分を支えてくれるはずだ。

そして、AさんとCさんは「先生と生徒」の関係。

親分が困っていたら、CさんからAさんに尋ねてみるといいかもしれない。

 

 

 

また、サポーターはもう一人。

「◯」のDさん。

Dさんは底抜けに明るい女性である。

しかも、◯の人。

組織全体を丸くしてくれる存在である。

 

 

しかも、リーダーとは「友達」の関係。

さっとサポートしてくれるだろうし、背中を押すことで動きも早くなる。

適応値の高いリーダーとCさんをマイルドにしてくれる適応値P3であることも重要だ。

 

 

エントランスチームには、「◯△□」が全員入るようにした。

「◯◯◯」「□□□」「△△△」にした方がコミュニケーションは円滑だ。

けれど、それでは組織の活動は拡大していかない。

 

 

組織は回すものである。

ここまで準備ができたら、あとはプロジェクトチームのみんなにサポートをお願いするだけである。

 

 

僕はできるだけ何もしない方がいい。

取るのは責任だけである。

準備するのは資金だけである。

 

 

本来、マネージメントとはそういうものである。

 

 

そういえば、昨年の『子育て万博2018』。

僕は何もしなかった。

スタッフ控え室で、ずっとエンディング動画を編集していた(笑)

 

 

それでいいのだ。

みんなが楽しんでやってくれたらいい。

 

 

これは仕事ではない。

遊びなのだ。

 

くればやし ひろあき

人間関係研究家 社会起業家

公立中学校の先生を16年間勤めて独立。その経験を生かしたリレーションシップ講座を全国で開催。関係性を整えることで子どもの能力を最大限に引き出す方法を伝えている。
北は北海道から南は沖縄まで、精力的に講演活動を行うほか、STR(素質適応理論)を用いた個人セッションが人気で現在2ヶ月待ちである。

また、「幸せなお母さんが増えることが幸せな子どもたちにつながる」と考え、お母さんのための学び場『precious life college』を妻とともに主宰。現在は4期目。

子どもの自殺を問題視し、2016年にはクラウドファンディングを成功させ県内8会場映画上映ツアーを敢行。2017年より刈谷市の自殺対策計画策定委員を務める。2017年には児童虐待に着目し、「子育て万博2018inあいち」を主催、「子どもとつながるしつもんカレンダー」をリリースするなど、社会起業家としても活躍している。

3児の父でもある。