癇癪を起こす子が本当は欲しかった言葉♬


先日、こんな質問をいただいたのね。

 

5歳の男の子が一生懸命絵を描いたんだって。

思いのほかうまく描けたものだから、とても喜んでいたそう。 

 

 

「お母さん、上手に描けたよ」って、

すごくすごく喜んでいたんだそうよ。

 

 

そしたらね、

その子が幼稚園に行ってる間に、

小さな子がお家に遊びに来たのよ。

 

 

2歳の子。

 

 

その子がね、落書きしちゃったの。

その絵に落書きしちゃったのよ。

 

 

5歳の男の子、

幼稚園から帰ってくるなり、

大激怒よ。

 

 

「なんで落書きしてあるの!」

って癇癪起こしたの。

 

 

お母さんね、

困ってしまったの。

 

 

それでね、

一生懸命説明したのよ。

 

 

2歳の子なんだから仕方ないでしょ、ってね。

また描けばいいじゃない、ってね。

 

 

でも、この子の気持ちは収まらなかったのね。

それで、「どうしたらよかったのでしょうか?」という質問をいただいたのよ。

 

 

それで、あたしは「しつもん」したの。

「この子が欲しかったのは、どんな言葉だったのだろう?」ってね。

   

 

お母さんね、

ハッとした表情を見せたわ。

 

 

そう、それでいいのよ。

あたしは「答え」を教えない。

だって、その「答え」は、

あたしの「答え」であって、

あかたの「答え」ではないものね。

 

 

一生懸命説明したお母さん。

それ、間違いじゃないよ。

 

 

でもね、

この子が欲しかった言葉は

それじゃなかったんだ。

 

 

ただ、それだけよね。

だから、いつも言ってるでしょ?

 

 

必要としているものを

必要としている分だけ

届ければいいの。

 

 

このお母さんがどんな「答え」に

たどり着いたか。

 

 

この記事を読んでいる

あなたにも考えてほしいな。

 

 

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この子が必要としているものはなんですか?

 

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。