早期にいじめを見つけるコツ

いじめ 対応

「いじめ」を早期発見するコツ

「いじめの種」を見つけるコツがあります。

それは、休み時間に子どもたちを眺めることです。

休み時間に職員室でお茶を飲んでいては、絶対にいじめは見つけられません。

 

子どもたちをよく観察することです。

だれとだれが仲いいのか。

どんなグループで遊んでいるのか。

移動教室をするときは、どんな形で移動しているのか。

 

常に眺めていることです。

 

僕らはどうしても一人でいる子に注意が行きがちです。

孤立する子をつくらないようにしようと、そこにフォーカスしがちです。

 

ですが、もっと俯瞰的に子どもたちを観察することが必要です。

 

 

フラットな気持ちで眺めることで見えてくることがある。

グループの変化をよく観察しているんですね。

「いつも3人なのに、今日は1人」

「あの子だけ、グループから離れているな」

 

ずーっと眺めている。

意識して眺めている。

そうすると、「いつも」との違い、人間関係の変化を感じ取れるはずです。

 

そんなときは、何かがある。

「いつもと違う」と感じたときは、注意深く見守るタイミングです。

 

もちろん、すぐに「いじめ」として動くわけではありません。

表情を注意深く見守ります。

 

できるだけ優しい眼差しで見守ります。

何か問題を抱えている子は目がよく合いますから、そんなときはさりげなく声をかけます。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 俯瞰的に子どもたちを眺めて、グループの変化を捉えていく

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。