比べることを手放したら、教室は変わる
ときおり、先生が「いじめ」を先導していた、などというニュースを目にします。
そんなことは、にわかには信じられません。
このご時世に先生になろうという人物です。
僕は、「そんな先生はいない」と信じたい。
きっとそんなつもりはないのに、勘違いされてしまった先生のはずです。
今日は、そんな先生に贈るステップです。
「比べる」が生み出すもの
僕らがよく用いる手法に、「比べる」というものがあります。
「ほら、あの子はできてたよ」
「ほら、あのクラスはできてたよ」
「ほら、あの学年はできてたよ」
と言って、焚きつける。
そんな場面はよく見かけます。
この「比べる」というやり方は、できない子にとって、とても悔しいものです。
大人だってそう。
できる人と比べられて、「もっとがんばろー」って思える人は少ない。
「比べる」と、
「できる」「できない」
「正解」「不正解」
「良い」「悪い」
を生み出すことになります。
子どもたちが受け取るのは、「優越感」と「劣等感」。
これは「いじめ」の種を蒔いているようなものです。
その子その子のがんばりにこそ価値がある。
だれかと比べる必要はありません。
昨日書けなかった漢字が、たとえ1個でも今日書けるようになったならば、その子にとっては大きな成長。
「比べること」を手放すと、もっと教室が心地よい場所になると思います。
ハッピーな先生になるためのステップ
みんな違ってみんないいから、子どもを比べない