ハッピーな先生に必要な時間という資源


『ハッピーな先生』にとって、もっと重要な資産は『時間』です

学級経営においても、生徒指導においても、学習指導においても同じです。

時間がないと焦りを生みます。時間がないと手っ取り早く終わらせようとして、雑になります。時間がないとイライラします。

時間がないと、駆け足で授業を終わらせてしまいます。
「子どもたちが理解したか」よりも「教えなきゃいけないところを終わらせたか」を大切にしてしまう。
そんなとき、僕はとても自分を責めました。

時間がなくて、相談にきた子どもの声にじっくりと耳を傾けてあげられなかったこと。
時間がなくて、ゆっくり話を聴いてあげることもせず、いきなり怒鳴ってしまったこと。
そんな失敗を山ほどしてきました。

日々時間に追われている私たちです。
ゆっくり食事をする暇もなく、
ゆっくりトイレに行く暇さえない私たちです。

「先生の仕事」は「時間との戦い」でもあります。

もちろん、『仕事』だけではありません。
先生自身のワークライフバランスを実現し、仕事もプライベートも充実させるためにも、必要なのは『時間』です。

まさに、『時は金なり』。「時間=資産」なのです。

ところが、お金は大事にするのに、時間は無駄遣いする人の実に多いこと。

 

ハッピーな先生になるためのステップ


  「時間」はハッピーな先生になるための大切な資源である

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。