子どもの心に届く言葉僕は中学生のとき、何度も何度も先生に殴られました。ですから、とにかく先生という生き物が嫌いで嫌いで仕方がありませんでした。ですから、何を言われても僕の心に彼らの言葉は届きませんでした。偉そうなことを言...
人間はデコボコがあって当たり前あの子のここがダメ!あそこがダメ!と言って、尖った部分をどんどん削っていく。人間はデコボコがあって当たり前。けれど、尖った部分やヘコんだ部分って、どうしても目につきますよね。だから、どうして...
頼りにされたり、煙たがられたり僕は荒れた学校でも、落ち着いた学校でも生徒指導の中心で仕事をさせていただきました。おもしろいことに、学校が荒れているときは、僕の言葉にほとんどの先生が耳を傾けてくださいます。反対に、学校が落...
「責任をもつ」ということの意味を勘違いするから苦しくなる自分のクラスの子どもが、他の先生に叱られている。なんだか、自分まで叱られているような気分になってしてしまう。自分の指導力不足を指摘されているように感じてしまうことは...
見てきた世界でしか、人は考えることができないとあるお酒の席でお話していたこと。ある先生が呂律の回らない口調で話しかけてきました。その先生が勤務されている学校は、生徒指導の大変な学校でした。「先生さ、今、何校目だい?」「え...
初動の遅れを生み出すのは「迷い」「いじめ」は、被害者が「いじめられている」と感じたら「いじめ」です。とは言え、殴る蹴るといった暴力、面と向かって「バカ」「アホ」という言葉の暴力、なんていうわかりやすい「いじめ」ばかりでは...
外に要因を求める思考が苦しめる自分の仕事がうまくいかないとき、私たちは外部に要因を求めたがります。あの子が悪い。あの親が悪い。あの先生が悪い。そして、なんとかその相手を変えようと奔走します。けれど、やっぱり変わらないんで...
議論からは実はなにも生まれていないことに気づく。みんなが自分の意見に反対する。そんなことが、僕には何度もありました。そのたびに対立しました。議論といえば聞こえがいいけれど、ほとんど口論。途中からは感情論に変わり、どちらが...
職員室の雰囲気はいかがですか?職員室がギスギスすることほど辛いことはありません。僕は、辛い職員室で過ごした経験があります。もうずいぶん昔の話になります。ちょうど修学旅行の企画をつくる係でした。そしたらね、年配の先生が言う...
「ハッピーな先生のハッピーな教室」でイノベーションを起こす今ある教育書に書かれた、たくさんの教育技術は大変素晴らしいものばかりです。ところが今、優れた技術だけでは立ち行かない難しい現状があります。なにかを大きく変えていか...