そのとき事件は起こった。中学生のとき、大事件を起こした。休日、ある朝。僕らは小学校のグランドに集合した。その数、30名。全員が殺気立っている。僕らの戦いが始まった。「サッカーしようぜ」と集まった男子軍団。やがて、雨が降り...
国語の先生として16年間、働いてきました。僕が常々考えてきたこと。いかにして、教科書を何度も読ませるか。教材と向き合わせるかってこと。ただ、それだけを考えてきました。「10回読んできなさい」的なダサい宿題など出しません。...
大人の設定した枠の中で育てるこれまでの教育は、子どもたちを枠に収めてきた。理想の子ども像なんてものを掲げて、子どもたちをその枠にはめてきた。なにせ学校には「こうすべき」「こうでなければならない」が多すぎるんだよね。やれ、...
助けてもらえる子どもを育てる「愛される人になりなさい」僕は、学級の子どもたちに、常々伝えて続けてきました。いかにして、助けてもらうか。「人に助けてもらう能力」と呼んでもいい。人生において、とても大切だと思うのです。あまり...
その成功法則は、自分に合っているかみんな、何らかの憧れをもって、「学校の先生」になっている。だからだろうか。「もっと慕われたい」「子どもに言うことを聞いてもらいたい」そんな相談をよくいただく。けれど、忘れてはいけない。人...
ついつい子どもが叱りたくなるあなたへ人間には好きで得意なこともあります。もちろん、嫌いで苦手なこともあります。人それぞれです。自分ができることは、他人もできるもの、と勘違いしがちです。ですから、ついつい「なんでできないの...
「使わせない指導」は教育ではないLINEでのトラブルは多い。それで、学校で「LINEの使い方」を指導してほしいという要望が届いた。正直言えば、「それを買い与えたのはだれですか?」って話なんだけど。それでも、僕らは指導する...
「子どものために」と言うけれど僕らは「子どもたちのために」と思って「何か」をする。そんなとき、この視点を忘れがち。忘れがちな視点。それは、子どもたちは「それ」を望んでいるか、という視点です。僕は「不登校」を「学校に行かな...
人間関係を構築する。いかにして子どもたちとつながるか。僕は、それだけを大切にしてきました。子どもの内側に答えがあると信じる。だから、信じて手放してみる。すると、子どもとつながることができるんですね。もうね、むちゃくちゃな...
悩みの種は人間関係から始まる親と子の関係。先生と児童生徒の関係。上司と部下の関係。夫婦の関係。人と人との関係は、いかにして「つながり」を深めていくか。これに限るんです。人間の悩みなんて、突き詰めていけば、人と人の間で起こ...