職員室で人間関係に苦しんでいるあなたへ

職員室 人間関係

職員室をハッピーにするためにできることは何ですか?

「教育現場 人間関係 辛い」で検索すると、google検索順位1位の『ハッピーな先生のハッピーな教室』(4月11日現在)。

職員室の人間関係に苦労している方も多いのでしょう。

 

ココロとカラダを壊してしまう先生が増えています。

「忙しいから…」「子どもや保護者が大変だから…」だけではないように思います。

僕は一番の原因は職員室にあると思っています。

 

僕も職員室で人間関係に苦しんだことがありました。

どれだけ教室が大変でも、どれだけ保護者が大変でも、職員室があたたかければ全然大丈夫なの。

一つのチームとしての、志を一つにした仲間としての職員室であれば大丈夫なの。

 

でもね、職員室の人間関係に苦しんでいたときは、本当に苦しかった。

 

もう大昔の話です。

 

仲がとっても悪いときがあったんです。

僕は修学旅行の担当でしたが、細案をつくると、苦情の嵐。

 

どんな苦情だと思いますか?

 

新幹線、隣は嫌!バスが同じは嫌!ホテルの部屋が一緒は嫌!

子どもの声じゃないですよ。大人の声です。

 

「あなたね、私、あの先生、嫌なの。私だけあの人と一緒になるの多くない?嫌がらせ?」

そんなふうに詰め寄られたこともありました。

 

それ以来、「職員室をハッピーにすること」、これが僕のテーマの一つだったりします。

職員室がハッピーであることが一番大事!

 

受け入れないで、受け止めてあげよう

職員室の人間関係に困ったらね、戦わないことです。

いいですか?

変えられるのは、自分だけなんです。

他人を変えようなんて傲慢です。

 

あなたが自分のことを正しいと思っているように、相手だって自分のことを100%正しいと思っているんです。

一点の曇りもなく、自分は正しいと思ってるんです。

 

だからね、戦ったらダメなの。

自分と異なる意見はね、受け入れないで受け止める。

「それもありだな」ってつぶやいてみる。

職員室をハッピーにするための習慣

 

結局、ワクワクするかしないかが大事なのだよ

あなたを攻撃してくる相手は、未だに「正しいか正しくないか」の時代に生きている人なの。

「私は正しくて、あなたは間違っている」

そう思考しているから、攻撃してくるの。

 

そんな相手とは戦ってはいけません。

あなたは「ワクワクするかしないか」の時代に生きている人だから。

あなたを攻撃してくる人と戦うことに、ワクワクする?

しないでしょ?

 

だからね、最大限の配慮をして、相手のニーズを満たすゲームだと思うんですね。

魔人ブウかフリーザだと思ってください。

 

戦うとね、子どもたちにも悪影響が出るんです。

子どもたちの前でね、「あの先生はそう言ってたかもしれないけれど、私はこう思うわ」みたいなことを言われたら最悪です。

その一番の被害者は子どもたちなのです。

それはプロとして許せないことですよね。

 

年度が変わり学年職員の顔ぶれが変われば、ずいぶんそういう状況も是正されるでしょう。

 

だからね、戦わないの。

勝たなくていいし、勝てなくていいし。戦わなければ負けないんだから。

職員室で戦ってはいけません

 

ハッピーな先生になるためのしつもん

 職員室をハッピーにするためにできることは何ですか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。