どんな表情で、子どもたちの前に立ちますか?僕は以前、いつも怖いオーラを出している生徒指導の先生でした。そういう役割を演じてきました。だからでしょうか。うまく笑うことができませんでした。先日、お会いした先生。もう十年ぶりぐ...
話し合い活動でなければダメですか?「話し合おう」って伝えると、一生懸命話すんです。だけど、聴いちゃいないんです。だって「話し合い」なんだもの。互いの主張のぶつけ合い。平行線でもいいの、ぶつけ合いだから。自分の考えと相手の...
相手に伝わるのは「感情」です。どれだけ優しく叱っても、子どもたちは「怒られた」と表現します。声を荒げたわけでもないのに。優しく諭したつもりです。でも、子どもたちは「怒られた」と受け取ってしまいます。僕は最初、このことを「...
仕事は辛いもの?楽しいもの?仕事って、辛いものですか?僕はそうは思いません。「学校の先生」という仕事は、ホントはすご〜く楽しいお仕事なんです。誤解を恐れずに書くならば、この仕事は「遊びの延長線」と呼んでもいいくらい。いつ...
教室でのパワーバランス「大人」と「子ども」「先生」と「児童生徒」価値観が変わり、社会の見る目は変わりました。「先生」という職業は、もう尊敬の対象とはならないかもしれません。とは言え、教室の中でのパワーバランスはやはり「先...
子どもたちにとって「安心・安全な教室」づくり教室を「ありのままの自分でいられる場所」にしたいと思います。自分の価値観を攻撃されない。自分の存在を攻撃されない。取り繕ったり、装ったり、偽ったりしなくても、子どもたちが「あり...
子どもたちの「今」に次はない子どもたちにとって、小学校3年生は今年しかありません。来年は小学校4年生です。もう一度、小3をやれることは、一生ないのです。「なにを当たり前のことを言ってるんだ」と思われるかもしれません。です...
比べることを手放してみるときおり、先生が「いじめ」を先導していた、などというニュースを目にします。そんなことは、にわかには信じられません。このご時世に先生になろうという人物です。僕は、「そんな先生はいない」と信じたい。き...
一緒にアクションプランを考える。たとえば忘れ物を繰り返す子がいます。どこのクラスにもいます。何度叱っても忘れてくる。そんな子にこう尋ねる。「どうしたら忘れ物をしないと思う?」すると、決まってこんな答えが返ってきます。「次...
提出物を出せる子、出せない子提出物をちゃ〜んと出せる子がいます。宿題をちゃ〜んと出せる子がいます。個人懇談会の折、そんな子のお母さんに僕は尋ね続けました。「どうしてお子さんは、ちゃんと提出物を出したり、宿題を出したりでき...