犯人探しが、学校を苦しくするうまくいかないとき、その原因を探るのは正しいことです。ところが、私たちは原因ではなく、犯人探しをしてしまいます。うまくいかないのは、いったいだれが悪いのか。子どものせいにしたり、保護者のせいに...
騙されてあげるのも仕事ですあまり勉強が得意でない子がいます。宿題もあまり出しません。あるとき、その子が丁寧に宿題をやってきました。ですが、すべて正答でした。それで、担任の先生がこうつぶやいたんです。「あっ!答え写してきた...
子どもの表情を見てごらん朝の短い学級活動で、先生の話を聴いている子どもたち。どんな表情をしているでしょうか。たとえば、暗い顔している子。朝から机に伏せている子。そんな子を見つけたら、まず声をかけますよね。では、クラス全体...
「先生は助言するもの」という常識を捨てる悩める子どもたちには、ついついアドバイスをしてしまいがちです。「もっとこうしたら?」「ここが足りないよ」「ここを直すといいよ」「もっとがんばりなよ」「こんなやり方もあるよ」どうして...
子どもの言葉にじっくり耳を傾ける子どもたちの抱えている感情を探り、必要としていることに気づく。これは、教育相談をするうえで、僕自身が大切にしていることです。ですから、子どもたちとの対話は欠かせません。子どもたちとの「対話...
子どもが求めている先生像子どもたちにとって、相談しやすい先生。それは、自分のことを「わかってくれる先生」です。決して、「適切なアドバイスをくれる先生」ではありません。僕らだって、そうですよね。「わかってくれない先輩」に相...
だれのためのスキルですか?スキルやメソッドを追い求めてネット検索。教育書を眺める。「目の前のことを何とかしたい」僕もそうでした。明日の教室を乗り切るので精一杯。目の前で起きている問題を手っ取り早くなんとかしたい。つまり、...
あなたができることは何ですか? 「暴れるあの子」 「ルールを守れないあの子」 「空気が読めないあの子」 「何もしないあの子」 教室の中には、手のかかる子がいます。 「手のかかる子」に僕は何ができるだろうか。 この自...
だれのための先生ですか? 子どもたちに、言うことを聞かせるのなんてカンタン! 怒鳴ればいい。 凄めばいい。 威圧的に出て、力で押さえつける。 僕も、そんな先生の一人でした。それこそが指導力だと勘違いしていました。 で...
授業のやりやすいクラス、やりにくいクラス同じ授業内容でも、授業がやりやすいクラス、授業がやりにくいクラス、ありますね。4月はやりやすかったのに、だんだんやりにくくなったクラス。4月はやりにくかったけれど、だんだんやりやす...