騙されてあげるのも仕事ですあまり勉強が得意でない子がいます。宿題もあまり出しません。あるとき、その子が丁寧に宿題をやってきました。ですが、すべて正答でした。それで、担任の先生がこうつぶやいたんです。「あっ!答え写してきた...
子どもの表情を見てごらん朝の短い学級活動で、先生の話を聴いている子どもたち。どんな表情をしているでしょうか。たとえば、暗い顔している子。朝から机に伏せている子。そんな子を見つけたら、まず声をかけますよね。では、クラス全体...
子どもたちを自分に都合よく見てはいないですか?人間は、自分に都合よく、周囲を見つめます。自分に都合よく解釈しているとも言えます。たとえば、提出物が出せない子。忘れ物が多い子。この状態を招いているのは先生だ!なんて言われた...
「先生は助言するもの」という常識を捨てる悩める子どもたちには、ついついアドバイスをしてしまいがちです。「もっとこうしたら?」「ここが足りないよ」「ここを直すといいよ」「もっとがんばりなよ」「こんなやり方もあるよ」どうして...
子どもの言葉にじっくり耳を傾ける子どもたちの抱えている感情を探り、必要としていることに気づく。これは、教育相談をするうえで、僕自身が大切にしていることです。ですから、子どもたちとの対話は欠かせません。子どもたちとの「対話...
子どもが求めている先生像子どもたちにとって、相談しやすい先生。それは、自分のことを「わかってくれる先生」です。決して、「適切なアドバイスをくれる先生」ではありません。僕らだって、そうですよね。「わかってくれない先輩」に相...
学校はなぜ、荒れたり落ち着いたりを繰り返すのか学校は、落ち着いた状態と荒れた状態を繰り返します。この波の『大きさ』『速さ』は学校ごとに違いはあれど、必ず波があります。僕は、これが不思議で仕方がありませんでした。なぜ、荒れ...
チャイム着席を守らせるという戦いチャイムが鳴るまでに座席に座ることを「チャイム着席」と呼びます。ところで、「チャイム着席」って、全国共通ですか?僕は、若いころ「チャイム着席」を守らせることに、苦労していました。チャイムが...
授業の設計図はありますか?授業参観をしているとき、僕が注目しているのは「先生の教卓の上」です。残念ながら、授業があまり上手でないベテランの先生ほど、教卓の上に教科書しかない。「授業内容は頭の中に入っている」「自分はベテラ...
その教え方、もう古いです。僕らが学んできた多くの授業は『講義型』の授業でした。大昔から続く、とってもクラシックなやり方です。前に『先生』が立ち、教科書を用い、黒板に板書して講義を聞く授業です。何百年も変わらず、『講義型』...