レッテルを貼ると、ホントの姿が見えなくなる人間は感情に流されやすい生き物です。この感情は、何かを伝えるときには、「やっかいな代物」です。感情は、先入観をもって話したり、レッテルを貼り付けたりさせられます。評価や比較を交え...
周囲にブロックをつくるから、職員室でぶつかります最初に赴任した学校の職員室で、僕は人間関係に苦労しました。職員室が辛いと、よく同期の仲間に愚痴をこぼしていました。「生意気なヤツ」と言われ、先輩たちとぶつかってばかりいまし...
職人さんの育て方に近い、学校の先生の育て方 師匠を真似たり盗んだり、自分から教えを請わねばなりません。ですから、素敵な先生を師匠に選ばなければならないのです。ところが、僕らは1校目の職場を選ぶことはできません。当然、どん...
犯人探しが、学校を苦しくするうまくいかないとき、その原因を探るのは正しいことです。ところが、私たちは原因ではなく、犯人探しをしてしまいます。うまくいかないのは、いったいだれが悪いのか。子どものせいにしたり、保護者のせいに...
騙されてあげるのも仕事ですあまり勉強が得意でない子がいます。宿題もあまり出しません。あるとき、その子が丁寧に宿題をやってきました。ですが、すべて正答でした。それで、担任の先生がこうつぶやいたんです。「あっ!答え写してきた...
子どもの表情を見てごらん朝の短い学級活動で、先生の話を聴いている子どもたち。どんな表情をしているでしょうか。たとえば、暗い顔している子。朝から机に伏せている子。そんな子を見つけたら、まず声をかけますよね。では、クラス全体...
子どもたちを自分に都合よく見てはいないですか?人間は、自分に都合よく、周囲を見つめます。自分に都合よく解釈しているとも言えます。たとえば、提出物が出せない子。忘れ物が多い子。この状態を招いているのは先生だ!なんて言われた...
「先生は助言するもの」という常識を捨てる悩める子どもたちには、ついついアドバイスをしてしまいがちです。「もっとこうしたら?」「ここが足りないよ」「ここを直すといいよ」「もっとがんばりなよ」「こんなやり方もあるよ」どうして...
子どもの言葉にじっくり耳を傾ける子どもたちの抱えている感情を探り、必要としていることに気づく。これは、教育相談をするうえで、僕自身が大切にしていることです。ですから、子どもたちとの対話は欠かせません。子どもたちとの「対話...
子どもが求めている先生像子どもたちにとって、相談しやすい先生。それは、自分のことを「わかってくれる先生」です。決して、「適切なアドバイスをくれる先生」ではありません。僕らだって、そうですよね。「わかってくれない先輩」に相...