たとえばSNSが存在しなかったら、あんなにも僕らは、食べ物の写真を撮るだろうか。僕らは贅沢をする。その写真を人に見せたくなる。著名人と会うと、一緒に写真を撮りたくなるし、SNSにアップしたくなるし、タグ付けしたくなる。こ...
単語で会話をする子ども僕が教育現場で年々感じていったのは、人の表情や態度から気持ちを推察する力の衰えだった。社会はこれだけ空気を読む文化になっているのだが、教室では案外「読めた方がいい空気」が読めなくて苦労することがあっ...
全否定させてもらうわ♪先日、タブレットで育児をすることを肯定する記事を読みました。その論理がまあ驚きで。「いずれ大人になったらタブレットを使うのだから早い方がいい」なんていうファンキーなご意見でした。で、未就園児にタブレ...
インドネシアのジャカルタに来ています。この街の道路は、上海と同じです。信号が「青」だから、と言って渡れる訳ではありません。お構いなしに、赤信号をバイクが突き抜けて行きます。そうそう。上海では右折車(日本でいう左折車・小回...
「中学生らしい身だしなみ」をすること僕はこのルールが嫌いだった。「○○らしい」ってのは、その人によって解釈が違うからだ。そんな話をしたら、同僚から「学校の先生ならわかるでしょ?」と言われた。そうそう。この「先生の基準」っ...
僕らが他者に与えられるのは情報だけ。その情報を受け取った後、どんな感情を抱き、どんな行動をするかは相手次第だ。たとえば僕が、海外を旅行したことをSNSに書く。これはひとつの情報でしかない。だが、この情報を得て、選ぶ感情は...
あなたには勝ちパターンがあるだろうか。仕事にはサクサク進むときと、遅々として進まないときがある。この違いは何か。これは僕の場合なんだけど。僕の企画は、人任せにするとなかなか進まない。結局、自分が先頭に立って動かないと進ん...
僕は野心家だし、好きな言葉は「努力」だし、ブラック企業でも生き残る自信100%だし。まあ、そんな人間だから、あらゆる教育論文は最年少でクリアし、出世街道まっしぐらだったのが、ある意味教員としてのアイデンティティーだった。...
「学校に行かない」も、「みんなと異なる」も、「お金がない」も、「もしものとき」も。すべて同じ。実体がないものに対して、僕らは不安を抱えている。そして、いろんなものと引き換えにして、それを安心に変えている。一度安心を手に入...
公務員時代、当たり前のように給料が口座に振り込まれてきた。従業員ってのはみんな、そういうもので。ちゃんと月給という鎖で繋がれている。源泉徴収という非常に税金を取る側からしたら「優秀なシステム」によって、ちゃんと税金を満...